出店のお知らせ!2022アースデイin京都

今週末4/16.17京都岡崎公園で開催される

 アースデイin京都 に出店します📢

ブースNo.A-23

「アースデイ」とは、地球のことを考えて行動する日。

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https://earthdayinkyoto.com/

 @earthdayinkyoto 

2022年度のテーマは「捉え直し」。

本当の豊かさってなんだろう?

幸せに生きるってどういうこと?

自分たちの暮らしや営みをいま一度振り返り

「捉え直す」きっかけにしていきたいと思います。

2022年度は、京都全域をキャンパスとして見立て、

岡崎公園+京都全域で開催を行います。

期間中は、マルシェ、青空ヨガ、ワークショップ、

トーク、映画上映会など様々な催しが行われます。

大切な地球・環境のことを一緒に楽しく考えながら、

京都で暮らす人、働く人、みんなで手を合わせてより良い未来をつくります。

地球に暮らす私たちが暮らしを捉え直し、

地球に優しい暮らしを広げていきましょう!

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環境都市の京都で開催される素敵なイベント『アースデイin京都2022』に出店という形で参加させて頂きます。

アイヒラコはコロナの影響で昨年、一昨年と出店出来ず三度目の正直な気分です^ ^

Aihiracoでは地球に寄り添い環境に配慮したものづくりを目指しています。

『作る時に気持ちが良い』それは使い手にとっても居心地の良いものになるのではないかと思います。

アイヒラコの藍染はスクモ(藍を乾燥、発酵させたもの)、灰汁(木灰と水からとれるもの)貝灰とふすま(小麦の皮)のみで染液を仕込みます。

化学薬品や石灰は使わず、微生物の発酵による還元作用を使って染液をつくるという昔ながらの藍染です。使命を終えた染液は土に還りますので循環型で地球にも人にも優しい藍染です🌏

様々なアイテムは元アパレルパタンナーのこだわりが詰まっていて、シルエット、使いやすいさ、そして選び抜いた天然素材を使用し、縫製仕上げまで一貫して行っています。

大量生産はしません。必要なものだけ作ります。

自分が着ている製品がどの様に作られているのか?どのように染められているのか?

そして

今ウクライナで起こっている悲劇、暴力、どうして争わなければいけないのか?

戦争という名前の下あたりまえのように普通に生活していた人々が殺されている

一緒に考えて、知って、行動することで、変えられることがあるかもしれません。

皆さんと繋がり、一緒に考えていけたらなぁと思います。

楽しむことも忘れずに♪

当日はコロナ対策をして、足を運んで頂けたらと思います。沢山の方に会えるのを楽しみにしています!!ぜひお立ち寄り下さい💙

日々の藍のお世話の話

現在の藍小屋の様子。藍さんが4甕

昔ながらの発酵の力で建てた藍染は生きている

すくもを作る過程で発酵し、染料を仕込む(藍を建てる)時から役目を終えるまでの間も発酵している

藍染が生きているというより、藍染の甕の中に微生物が沢山いて、その微生物が発酵という活動をすることにより染まる。
甕の中の沢山の微生物の中で染色に大事な作用するのは嫌気性を好む微生物

微生物の種類や数は解明されていないと思います。。
誰か研究して解明してほしいT^T

その微生物の働きが活発になれば発酵が進み、藍の色は元気な色を出してくれるし、逆に働きが不活発になれば発酵が止まり色が出なくなってしまいます。

日々のお世話というのは、その微生物を生かすために栄養を与えたり、休ませたり、環境を整えたりすることを言います。

栄養は色が薄くなってきたなぁと思ったら「ふすま」を与え
環境を整える、例えば液面がいつもと違いおかしい、変な匂いがする、pHが下がった時などは「貝灰」や「灰汁」をその時の状態に合わせて与えます。

また嫌気性を好む為、攪拌作業もしない日もあれば、弱くしたり、強くしたり、その時の状況によって攪拌のやり方も変えます。

ただ、微生物の種類や好みが全てわかる訳ではないので観察して、phを測って、温度を管理して今の藍さんがして欲しい手当ての方法を経験から判断して当てはめて対処していきます。 
これが難しい!

最近その中のいくつかの手当ての方法が分かってきたなと。思います。
だから死なないで生きていてくれる。

今からいる藍さん達は時間が経つにつれて発酵がだんだんゆっくりになっていき、色もゆっくり落ちていっている。
その過程がゆっくりと進みます。


染めていると藍に含まれるインディカンという成分がなくなって時間と共に出る色は薄くなりやがて色が出なくなります。

その時しか会えない美しい色に毎回感動してしまいます。
多分これは「地獄建て」をしているからこそだと。


私は染め師なので出来れば常に何か染めていたいのです、常に状態の良い藍さんがいる事が理想です。

そこで昨年より究極の藍の建て方(地獄建て:藍を建てる時に石灰や貝灰を使わず、すくもと灰汁だけで発酵させるので難しい、、難易度が地獄のように高為、地獄建と呼ばれる)に挑戦しています。4甕建てました。
通常藍の寿命は3ヶ月から半年位と聞きます。
地獄建ての方法だともっと長く生きて、長い期間藍染が楽しめます。

現在アイヒラコには4甕スタンバイしていて、全ての甕に役目があり、綺麗な色を見せてくれます。

※左から四つ目の甕の色、1番右が一年1ヶ月の甕の色
テッシュで試し染したもの

一つ目の甕: 1年1ヶ月目 (※1番右)

もう薄いけど綺麗な水色。

透き通る色の時とにごって渋い色になる時がある。
どちらも好きな色。   
作りたい物によって使い分けます。


二つ目の甕: 8ヶ月(※右から2番目)

もう中間の色味くらいしか出ないけど、とても元気!
青藍から薄縹の色間を行ったり来たりします。



三つ目の甕:4ヶ月目(※左から2番目)

建てたての濃い色は出ません。
良い色味です。紺色位まで染まります。

正に藍の色。


四つ目の甕:建てたての甕(※1番左)

まだ3週間、濃い〜色に染まります。
褐色、留紺位まで染まります
濃い色に染めたいものはこの時期限定!

大体2ヶ月半位まで、とても贅沢な藍染です!


染める時、とても良く染まり藍も元気なので気分が 
良く、染めるのが楽しい時期♪

      

どこまで長く染められるか、今後も挑戦は続きます。

藍の毎日のデータノートに殴り書きしてます。

     

      

こいのぼり制作〜絞り編〜

絞りとは生地に模様を施す為の染色技法の一つで、染める前に行います。

今回は水玉模様

水玉柄は有松絞りの技法【帽子絞り】を使いますが、昔ながらの道具を持っていないので、やりやすい様に私なりのやり方に多少アレンジしています。

丸く白く残すところは防染と言って染料が入らないようにビニールで巻いたりしていきます。

(その昔ビニールの存在しなかった時代、竹の皮を巻いて防染していたと聞きました。

竹の皮で挑戦してみたい!)

まず初めに水玉模様を出したい適所に下絵します。

下絵する道具は青花ペンという水につけると消えるペンを使用しています。

下絵の上を括り糸を2本取りで平縫いしてキューっと絞り上げ玉止めし一度糸を切ります。

2本取りにするのは絞る時力を入れるので切れたりしない様にする為。

平縫いの針目は生地の厚さや模様の大きさデザインによって変えていますが、今回は大体6mm位。

この形に仕上げたら、次は防染の工程

絞ったところにビニールを巻き、糸で巻き上げていきます。ここでは一本取りの糸で。

巻き付ける糸の間隔は3mm位まで。

なるべく細かめに巻きつけます。

この間隔が広すぎると染料が入ってしまい、綺麗な白い水玉模様にならないので注意が必要です。

ひとつの模様を絞るのに大体5分くらい。

絞りの工程が終わったら染めて、絞りの糸や防染を外していきます。

この外していく作業も集中しないといけない。

早く模様を見たいが為に焦ると生地を傷つけてしまったり、穴を開けてしまったり、折角ここまでしたのに全ての工程が水の泡になってしまいます。

焦る気持ちを抑えて、冷静にゆっくりと解いていきましょう。

こんな風に鯉のぼりは一点一点手仕事で仕上げられていきます。

水玉以外にも全ての模様は手絞りで模様を施しています。

模様によって使用する技法が種類が違います。

色々な技法を組み合わせて色々な模様をご用意しています。

お好みの模様を組み合わせて、オリジナルの鯉のぼりのセットにして頂くのもオススメです!

こいのぼり制作〜水洗い編〜

今日は藍で染めた後の工程を紹介してみようと思います。

染めまでの行程とは違い地味な作業ですが、この作業はとても大事。

染めたばかりの生地には余分な染料や、灰汁がこれでもかとくっついています。

これらを取り除かないと澄んだ美しい藍色にはなりませんし、激しい色落ちや色移りの原因となります。

また、元々藍は天然染料なので化学染料のように高い堅牢度があるわけではないので、藍の持つ堅牢度のポテンシャルを高める為にも必要だと考えています。

行程はこんな感じ

染めた後、一晩水につけ翌日水洗いをして天日干しします。

その後も同じように水洗いをして天日干しを4回繰り返しします。

そして最後にお湯に一晩漬けて灰汁抜きをして天日干しをします。



この作業を終えた生地はここでやっと製品として使える生地になるのです。

今回は鯉のぼりなのでこの回数。
物によっては回数を変えます。


天日干しは天気の良い時にしか出来ません


私の住む豊橋は太平洋側なので比較的温暖で気候も安定している為
豊橋に住んでいて良かったなぁと思いながら、今日も水洗い天日干し作業をこなしています。


鍋の中身。最後の灰汁抜き後に出た灰汁

ごぼうを水につけた時に出るあくみたい!









2022年分 藍染鯉のぼり予約販売日程について!

2022年分の鯉のぼりの予約販売のお知らせ!!


大安吉日 2022 / 1 / 8 AM 9:00〜予約販売を開始します。

モダンでポップなデザインに天然100%で仕込む「本藍染」という昔ながらの技法を用いて丁寧に一枚一枚絞り、手染めています。

全ての生産期間に時間がかかる為、数量限定の販売となります。

お早めにご検討くださいね。

年末年始休業日のお知らせ!

誠に勝手ながら12/29~1/5の期間お休みします。

⚫︎上記期間は工房はお休みとなります。

⚫︎オンラインショップ
12/27までにご注文して頂き決済が完了した分につきましては12/29の出荷となります。

12/28以降のご注文に関しては休み明け以降に順次ご対応をさせて頂きますのでよろしくお願い致します。


⚫︎お問い合わせへの返信は、上記期間は対応出来かねます。
休み明け以降に順次対応させて頂きますのでよろしくお願い致します。

お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解を承りますようお願い申し上げます。

2022年こいのぼりの制作を始めています!

こいのぼり制作の季節。

こいのぼりを仕上げるまでの行程は一つ一つ手が抜けない。
藍建から始まり、生地の精錬、図柄の製図、絞り、染め、洗い、天日干し、灰汁抜き、縫製仕上げ、、、

アイヒラコのこいのぼりは全て手作業で仕上げます。


10月に鯉のぼり用に新しい藍を建てましたので、これら一連の作業が春先まで続きます。

一枚一枚同じように染めても、その時にしか会えない色、柄、にじみ。
一つとして同じものはなく、世界に一つだけの仕上がり。

制作の最初から最後まで手間隙のかかる作業が続きます。
その為生産枚数は限られ、沢山は作れません。


大切なお子様の成長を願う端午の節句に

こいのぼりを、お求めくださるお客様へ思いを馳せながら

今年も丁寧に制作しています。

2022年こいのぼりは、年明け1月に入りましたら予約をスタートする予定です。
それまでしばらくお待ちくださいね!


出店のお知らせです♪

豊橋市の大豊商店街で開催される《つながるマーケット》

https://ja-jp.facebook.com/amenohishoutengai/

10/17(日)と10/24(日)に出店します。

10/17(日)は水上ビルにあるスイーツやドリンクのお洒落なカフェ milks toyohashi さんのお店の軒先での出店です。
11:00〜16:00

10/24(日)は水上ビルにあるレトロで可愛い美容室 pokkeciseさんのお店の軒先での出店です。
11:00〜16:00

藍染の帽子やストール、ポーチにバック、ベビー、マスクなどなどセレクトして出品予定です。こいのぼりも展示しようかな♡

直接お客様にアイヒラコの商品を見ていただく機会が少ないので、実際に手に取り、本物の藍の色を感じていただけたら嬉しいなあと思います。

当日は地元豊橋で沢山の方との出会いを楽しみしています。

ふらっと遊びに来てくださいね!!

夏季休業のお知らせ!

誠に勝手ながら8/13~8/22の期間お休みします。

⚫︎上記期間は工房はお休みとなります。

⚫︎オンラインショップ
8/10までにご注文して頂き決済が完了した分につきましては8/12までの出荷となります。

8/11以降のご注文に関しては休み明け以降に順次ご対応をさせて頂きますのでよろしくお願い致します。


⚫︎お問い合わせへの返信は、上記期間は対応出来かねます。
休み明け以降に順次対応させて頂きますのでよろしくお願い致します。

お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解を承りますようお願い申し上げます。

本藍染Tシャツ入荷しました!

大人サイズの藍染Tシャツです。

絞り染の技法を使った「ねんりん柄」や「むらくも柄」、シンプルな着回しに合わせやすい無地染。
丁寧な手作業で一点一点、昔ながらの本藍染で染めています。
本物の藍の色は高級感があり、一枚でも存在感があります。

夏にぴったりな爽やかな藍色のTシャツ!!

ぜひお気に入りの藍染Tシャツを見つけてくださいね!

売り切れでお求めのサイズがない場合や、upしていないサイズもオーダーできますのでお問い合わせください。