こいのぼり制作〜絞り編〜

絞りとは生地に模様を施す為の染色技法の一つで、染める前に行います。

今回は水玉模様

水玉柄は有松絞りの技法【帽子絞り】を使いますが、昔ながらの道具を持っていないので、やりやすい様に私なりのやり方に多少アレンジしています。

丸く白く残すところは防染と言って染料が入らないようにビニールで巻いたりしていきます。

(その昔ビニールの存在しなかった時代、竹の皮を巻いて防染していたと聞きました。

竹の皮で挑戦してみたい!)

まず初めに水玉模様を出したい適所に下絵します。

下絵する道具は青花ペンという水につけると消えるペンを使用しています。

下絵の上を括り糸を2本取りで平縫いしてキューっと絞り上げ玉止めし一度糸を切ります。

2本取りにするのは絞る時力を入れるので切れたりしない様にする為。

平縫いの針目は生地の厚さや模様の大きさデザインによって変えていますが、今回は大体6mm位。

この形に仕上げたら、次は防染の工程

絞ったところにビニールを巻き、糸で巻き上げていきます。ここでは一本取りの糸で。

巻き付ける糸の間隔は3mm位まで。

なるべく細かめに巻きつけます。

この間隔が広すぎると染料が入ってしまい、綺麗な白い水玉模様にならないので注意が必要です。

ひとつの模様を絞るのに大体5分くらい。

絞りの工程が終わったら染めて、絞りの糸や防染を外していきます。

この外していく作業も集中しないといけない。

早く模様を見たいが為に焦ると生地を傷つけてしまったり、穴を開けてしまったり、折角ここまでしたのに全ての工程が水の泡になってしまいます。

焦る気持ちを抑えて、冷静にゆっくりと解いていきましょう。

こんな風に鯉のぼりは一点一点手仕事で仕上げられていきます。

水玉以外にも全ての模様は手絞りで模様を施しています。

模様によって使用する技法が種類が違います。

色々な技法を組み合わせて色々な模様をご用意しています。

お好みの模様を組み合わせて、オリジナルの鯉のぼりのセットにして頂くのもオススメです!