今年も鯉のぼりの予約販売が始まりました!!
モダンでポップなデザインに本藍染という伝統的な技法を用いて丁寧に一枚一枚絞り、手染めしています。
アイヒラコの鯉のぼりは2種類。
大きめの鯉のぼりと、お部屋用の小さな鯉のぼり
大きめの鯉のぼりは制作期間がかかる為、完全受注生産です。
1/31まではセール中ですので、検討中の方はお急ぎくださいね!
今年も鯉のぼりの予約販売が始まりました!!
モダンでポップなデザインに本藍染という伝統的な技法を用いて丁寧に一枚一枚絞り、手染めしています。
アイヒラコの鯉のぼりは2種類。
大きめの鯉のぼりと、お部屋用の小さな鯉のぼり
大きめの鯉のぼりは制作期間がかかる為、完全受注生産です。
1/31まではセール中ですので、検討中の方はお急ぎくださいね!
誠に勝手ながら年末年始2020/12/29〜2021/1/6の期間お休みします。
⚫︎上記期間工房はお休みとなります。
⚫︎オンラインショップ
2020/12/28までの注文につきましては翌日12/29までの発送になります。
2020/12/29以降のご注文に関しては2021/1/7以降順次発送となります。
⚫︎メールでのお問い合わせへの返信ですが、上記期間は対応出来かねます。
1/7以降順次対応とさせていただきますので、よろしくお願い致します。
お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
藍の仕込みから13日目です。
嵩上げをして、ふすまを投入して、濃く染まるようになってきました。
これで藍建完了です。
明日から染め始めます。
これから藍が元気な2ヶ月間は、藍染め体験が出来ますので、ご興味のある方はお電話かメールか、instagramのDMへご連絡ください。
詳細を改めてお知らせいたします。
今回、初めて『地獄建て』と呼ばれる方法で染液を仕込みました。
『地獄建て』とは、すくもと灰汁だけで仕込み、藍の還元菌である微生物が住む環境を整えて、微生物の力で発酵させるというもの。
化学薬品や石灰を使わずに、藍を建てます。天然のものしか使わない、循環型の染料です。
東京、原宿でアパレルパタンナーとして勤務していた頃、服作りの裏側を見てきて疑問に思っていた事。
大量生産、大量消費という行為の影に溢れる在庫、流行りのものは大切にされずにすぐゴミとなる。生地を作るにも染料にも化学薬品を使い、環境に負荷を与えているという事実。
何かできる事はないか?そんなことを考えていたころ、日本に昔から伝わる藍染と出会いました。
藍染といっても化学薬品を使用している物も巷には溢れていますが、地獄建ては天然のものしか使わず、使命を終えた染料は土に還ります。
ずっと目指してきたことのひとつが、形になってきました。
『作る時に気持ちが良い』それは使い手にとっても居心地の良いものになるのではないかと思います。
作り手である私達は、なるべく環境へ配慮したものづくりをする責任があると思っています。
まだまだ目指すところ、道半ばですが、これからもっと追求していきたいと思っています。
今朝、藍瓶の蓋を開けると紫色の還元膜が出現していました。
これは発酵しだした証で、藍の還元菌の微生物達の動きが活発になってきたということ。
瓶の中が微生物の好む温度、ph、環境になっているということ。
この還元膜が出たらホッとします!
昨日藍建2日目には発色しない状態でpHが10.6まで下がり慌てて1番灰汁を足して少しpHを上げたのですが、今日はpH10.8まで下がりました。
大体いつもと同じでpHが10.8くらいで還元膜が現れます。
いつもはこのタイミングで中石ですが、中石はせずに灰汁を徐々に足していきます。
今回の藍建は地獄建てという建て方で、すくもと灰汁のみで発酵させた後、貝灰とふすまを足すというやり方です。貝灰を入れるかどうかはその時の状態を見て決めようと思います。
地獄建ては天然の原料、すくも、灰汁、貝灰、ふすまのみ。
あとは微生物の状態を良く観察して、大切に育てながら、染めていく。
微生物の活動が止まり、色が出なくなったあとは土に還します。
環境にも人にも優しい循環型の染料です。
今は瓶の半分位の水量なので、染められる水量になるまで、灰汁を追加し上げていきます。これを嵩上げといいます。
嵩上げ作業はまた次回書いていこうと思います。
今年最後の藍の仕込みをはじめました。
今日は蒅を2時間ほど踏み練りしました。
1日寝かせて明日から本格的な仕込みがスタートします。
・
今回はいつもと少し違う建て方でやってみようと思っています。
微生物のことを調べていたら、色々な藍の建て方を知り、試したくなりました。
・
すくもと灰汁のみで発酵させ、藍の手当は石灰の代わりに貝灰を使用する。攪拌の仕方も変えてみようと思います。
・
いつもより藍が長生きしてくれたら成功です!
・
写真は蒅(すくも)といい、藍染の染料になります。
アイヒラコで使う蒅は徳島県の藍師の新居さんから分けてもらっています。貴重な阿波藍です。
藍師が作付けし、育て、刈取り、そして100日程かけて発酵させたもの。
土の匂いがします💙
今は灰汁発酵建てと呼ばれる建て方で藍建てをしているのですが、近く、地獄建てと呼ばれる究極の藍建てをしたいと思い、それに合わせて読みたいと思っていた本を読みました。
《正藍染 爽やかな日本の色》
日本の染色16
泰流社
読む前は地獄建ての具体的な建て方が書いてあるものと思っていました。読んでみると、そうではなく、名だたる有名な染色家の方の藍に対する真剣な向き合い方、心構えが書かれていました。
地獄建てには藍に向き合う姿勢、それこそ大事なのかもしれません。
藍を建てることを『藍を育てる』
毎日かきまぜながら具合を見ていくことを『藍のごきげんうかがい』といって、心を込めて作業し子供のように大事に育てていく。そんな様子を表現した言葉。地方によって言い方は変わるのですが、藍に向き合う気持ちが伝わります。
『乱暴にすくもを投げ込んだ藍甕はどうしても染めの艶は出ない。しかし優しくいたわるように仕込んだすくもは本当にこちらの気持ちをよく汲んでくれます。その藍の喜びが、染めの艶に出てくるんだね』北島正藍研究所 北島保さん
遠い昔から藍染に関わっている人は同じように藍を大切に思い、真剣に取り組んできたのだと、しみじみ。
それでも現在においても藍建て、日々の管理は、こうすれば正解ということが言えません。
だから毎日様子を見ては、ごきげんうかがいをして、『今日は調子がいいね、沢山染められるね、』『今日は沢山染めたから、栄養に貝灰、灰汁をどうぞ、また元気になってね』とそんな気遣いが必要なのです。
技術も大事だけど、藍にはそうした心構えが必要なのだと勉強になりました。
オープンして一年目は、大好きな藍染で沢山の方に関わる事が出来て、心より感謝しています。
新型コロナウィルスの影響で、やりたかった藍染体験、ワークショップ、出店など遠のいてしまっていますが、再開出来たらと思っています。
この1年間は、全てが同時進行に進み、毎日があっという間に過ぎて、でもそれは全て自分の経験値として蓄えられ、自信に繋がったなぁと思います。
2年目も藍染の世界を皆様とご一緒できたらと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
化学薬品を使った藍染風ではなく、昔ながらの本藍染(天然藍灰汁発酵建)の効能です。
藍はその昔、薬草として重宝されてきたそうです。
抗菌効果や、止血効果、防虫効果に優れ、武士の肌着として重宝されていました。
大事なものは藍染の風呂敷に包んでおけば虫に喰われない、藍染の足袋を履けば水虫にならない、消臭効果もあるので臭くならないなどなど嬉しい効果が!
藍染の肌着は保温効果があり冷え性にも良いとされて、あせもや、かぶれ、アトピーなどの肌トラブルにも良いとされていています。
最近では紫外線を防止してくれるという嬉しい効果まで!
また本藍染の生地は何度も染料を染め重ねるので丈夫な生地に仕上がります。
古来より藍染は日本人に愛され、それはきっと美しく爽やかな心が落ち着く色彩であったこと、そして様々な効能があった事、自然の力を感じられる染液であること。
何より私は染めている時、藍にとても癒されるのです。それは日々感じていることでやめられない理由の一つ。
こんなに魅力的な要素が詰まった素晴らしい藍染を、まとったり、飾ったり、長く愛してくれるものを作ること。
それが私のお仕事です。
藍建て完了しました。
今回の藍建てから徳島の新居さんのすくもを使用しています。
すくものせいか、環境が良かったのか、藍が発酵するまでの期間がとても早くて驚いております!!
発酵まで3日、嵩上げまで5日、順調すぎます!
明後日くらいから、この新しい藍で染めていこうと思います。
今回も本物の藍染め、美しい色をお届けしますので、お楽しみに!
紫外線の強いこれからの季節に大活躍の藍染めストールです!!
本藍染めの効能には紫外線カット、抗菌効果、消臭効果、防虫効果があります。
外出する際、一枚あると重宝してくれます。
リネン素材、コットン素材、オーガニックコットンなど、アイヒラコがおすすめするこだわりの素材を本藍染めで染めました。色バリエーションも豊富で、コーディネートに合わせて淡い無地、濃い無地、水玉柄とお選びいただけますよ!
母の日のギフトにもおすすめです♡