4月の出店のお知らせ!!

4/24(土)、25(日)に京都の岡崎公園で開催される“京都inアースデイ”に出店します。
https://earthdayinkyoto.com/

昨年も出店が決まっていたのですが、新型コロナウイルスの影響で開催が中止となってしまい、出店できませんでした。

アースデイは1970年より毎年世界中の人たちが地球の日に地球の事を考えて行動する日として知られていますね。
東京代々木公園で毎年開催されています。
東京に住んでいる頃は毎年のように、ぷらぷらとお友達と遊びに行っていました。


当時はまだ珍しく、マーケットエリアには世界を旅する旅人などが買いつけたものや、ハンドメイドや環境に配慮したものたちが並び、フードエリアではオーガニックな食べ物や飲み物!


子供達も楽しめるキッズエリアエリアというのか、素敵な空間。手作り感満載のナチュラルで優しい雰囲気で。


友達と待ち合わせて、敷物を広げ、持ってきたお酒やおつまみを並べ、基地を作る。
ライブも楽しみの一つ。好きなアーティストのタイムスケジュールをチェック!楽しい思い出です!


当時の代々木公園は、当時はとてもナチュラルな人たちが行き交う新しい文化があったなと思う。

そんな場所で会う人達はみんな優しかったー。
snsが今のように無かったあの頃、環境問題や、知らなかった真実を知ったり、共有できる人達と繋がれるイベントでした。その頃はマイノリティだった事も、今ではマジョリティ。複雑です。ちょっと話が脱線してしまいました。。

そんなアースデイ、京都では今年初めて開催されます!!

このイベントが、地球に優しい行動をしたり、環境問題や世界平和について話し合ったり、そんなきっかけになってくれたら良いなと思います。


地球の事を考えて行動する日に、私も今の自分に出来る事をしたいなと思います。環境に負荷を与えない天然染料である本藍染(天然由来100%、循環型染料)で染めたものを中心に、これからの季節に使えるストール、帽子、tシャツ、ヘッドアクセ、マスクなどのアイテムやベビーグッズ、数枚だけですが室内用の鯉のぼりも出品出来たらと思います。

当日はコロナ対策をバッチリして、足を運んで頂けたらと思います。沢山の方に会えるのを楽しみにしています!!

オンラインショップでの2021年分こいのぼりは完売致しました。ありがとうございました!

オンラインショップでの2021年の全てのこいのぼりは完売となりました。
ありがとうございました!
1月より受注生産の受付と、予約販売を開始しましたが、早い時期から沢山のご注文とお問い合わせを頂き生産枚数に達した為、2021年分は販売終了となりました。

もっと沢山作れたらとは思うのですが、すべての工程がほとんど一人での手作業で、染料の仕込みから始まり、材料の発注、柄を出すために布に絞りをかけ、裁断、縫製、配送、など、その工程一つ一つを大切にしている為にどうしても数量限定での販売となってしまう訳です。

それでもお問い合わせを頂き、完売してしまった旨をお伝えすると、「また来年まで待ちます!」と言って頂ける。申し訳ないのと、ありがたいのと、私もまた来年販売できるように頑張ろうと思うのです。
気が早いですが、、また来年1月より予約販売をスタートする予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

4/24、25アースデイin京都に出店するのですが、「室内用のこいのぼり」だけですが、数枚だけ出品できたらと思っています。

お近くでもしご購入をご検討されている方は、実物を見ることが出来るので、足を運んで頂けたらと思います。




2021年分《藍染鯉のぼり4点セット》は完売しました!

2021年分の《藍染鯉のぼり4点セット》
ご好評につき、生産可能枚数に達した為、受注期間の締切前ではございますが、受付を終了致します。

沢山のご注文、お問い合わせ、本当にありがとうございました!!

現在、一点一点、心を込めて制作しておりますので、発送までしばらくお待ちください。

また、今回購入をご検討していただいているお客様には大変申し訳ない思いですが、手作業で制作している為、数量限定での販売であった旨、ご了承下さい。

⚫︎単品の子鯉は水玉柄、青海波を残り一点ずつ受注生産分のご用意がございます。


⚫︎室内用の小さめサイズのこいのぼりは、今月いっぱいは予約販売を受け付けております。3月以降は在庫がなくなり次第販売終了となります。






2021年『こいのぼり』予約販売を開始しました!1/31までsale!

今年も鯉のぼりの予約販売が始まりました!!

モダンでポップなデザインに本藍染という伝統的な技法を用いて丁寧に一枚一枚絞り、手染めしています。

アイヒラコの鯉のぼりは2種類。
大きめの鯉のぼりと、お部屋用の小さな鯉のぼり

大きめの鯉のぼりは制作期間がかかる為、完全受注生産です。

1/31まではセール中ですので、検討中の方はお急ぎくださいね!


年末年始 休業日のお知らせ❣️

誠に勝手ながら年末年始2020/12/29〜2021/1/6の期間お休みします。

⚫︎上記期間工房はお休みとなります。

⚫︎オンラインショップ
2020/12/28までの注文につきましては翌日12/29までの発送になります。
2020/12/29以降のご注文に関しては2021/1/7以降順次発送となります。

⚫︎メールでのお問い合わせへの返信ですが、上記期間は対応出来かねます。
1/7以降順次対応とさせていただきますので、よろしくお願い致します。

お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

新しい藍が建ちました

藍の仕込みから13日目です。
嵩上げをして、ふすまを投入して、濃く染まるようになってきました。
これで藍建完了です。
明日から染め始めます。

これから藍が元気な2ヶ月間は、藍染め体験が出来ますので、ご興味のある方はお電話かメールか、instagramのDMへご連絡ください。
詳細を改めてお知らせいたします。

今回、初めて『地獄建て』と呼ばれる方法で染液を仕込みました。

『地獄建て』とは、すくもと灰汁だけで仕込み、藍の還元菌である微生物が住む環境を整えて、微生物の力で発酵させるというもの。
化学薬品や石灰を使わずに、藍を建てます。天然のものしか使わない、循環型の染料です。

東京、原宿でアパレルパタンナーとして勤務していた頃、服作りの裏側を見てきて疑問に思っていた事。

大量生産、大量消費という行為の影に溢れる在庫、流行りのものは大切にされずにすぐゴミとなる。生地を作るにも染料にも化学薬品を使い、環境に負荷を与えているという事実。

何かできる事はないか?そんなことを考えていたころ、日本に昔から伝わる藍染と出会いました。
藍染といっても化学薬品を使用している物も巷には溢れていますが、地獄建ては天然のものしか使わず、使命を終えた染料は土に還ります。

ずっと目指してきたことのひとつが、形になってきました。

『作る時に気持ちが良い』それは使い手にとっても居心地の良いものになるのではないかと思います。

作り手である私達は、なるべく環境へ配慮したものづくりをする責任があると思っています。

まだまだ目指すところ、道半ばですが、これからもっと追求していきたいと思っています。


藍建て3日目 発酵

今朝、藍瓶の蓋を開けると紫色の還元膜が出現していました。
これは発酵しだした証で、藍の還元菌の微生物達の動きが活発になってきたということ。

瓶の中が微生物の好む温度、ph、環境になっているということ。

この還元膜が出たらホッとします!

昨日藍建2日目には発色しない状態でpHが10.6まで下がり慌てて1番灰汁を足して少しpHを上げたのですが、今日はpH10.8まで下がりました。

大体いつもと同じでpHが10.8くらいで還元膜が現れます。

いつもはこのタイミングで中石ですが、中石はせずに灰汁を徐々に足していきます。  

今回の藍建は地獄建てという建て方で、すくもと灰汁のみで発酵させた後、貝灰とふすまを足すというやり方です。貝灰を入れるかどうかはその時の状態を見て決めようと思います。

地獄建ては天然の原料、すくも、灰汁、貝灰、ふすまのみ。

あとは微生物の状態を良く観察して、大切に育てながら、染めていく。

微生物の活動が止まり、色が出なくなったあとは土に還します。

環境にも人にも優しい循環型の染料です。

今は瓶の半分位の水量なので、染められる水量になるまで、灰汁を追加し上げていきます。これを嵩上げといいます。

嵩上げ作業はまた次回書いていこうと思います。

藍建て 仕込み準備

今年最後の藍の仕込みをはじめました。
今日は蒅を2時間ほど踏み練りしました。
1日寝かせて明日から本格的な仕込みがスタートします。

今回はいつもと少し違う建て方でやってみようと思っています。
微生物のことを調べていたら、色々な藍の建て方を知り、試したくなりました。

すくもと灰汁のみで発酵させ、藍の手当は石灰の代わりに貝灰を使用する。攪拌の仕方も変えてみようと思います。

いつもより藍が長生きしてくれたら成功です!

写真は蒅(すくも)といい、藍染の染料になります。
アイヒラコで使う蒅は徳島県の藍師の新居さんから分けてもらっています。貴重な阿波藍です。
藍師が作付けし、育て、刈取り、そして100日程かけて発酵させたもの。
土の匂いがします💙

藍染の心構え

今は灰汁発酵建てと呼ばれる建て方で藍建てをしているのですが、近く、地獄建てと呼ばれる究極の藍建てをしたいと思い、それに合わせて読みたいと思っていた本を読みました。
《正藍染 爽やかな日本の色》
日本の染色16
泰流社 

読む前は地獄建ての具体的な建て方が書いてあるものと思っていました。読んでみると、そうではなく、名だたる有名な染色家の方の藍に対する真剣な向き合い方、心構えが書かれていました。

地獄建てには藍に向き合う姿勢、それこそ大事なのかもしれません。

藍を建てることを『藍を育てる』
毎日かきまぜながら具合を見ていくことを『藍のごきげんうかがい』といって、心を込めて作業し子供のように大事に育てていく。そんな様子を表現した言葉。地方によって言い方は変わるのですが、藍に向き合う気持ちが伝わります。

『乱暴にすくもを投げ込んだ藍甕はどうしても染めの艶は出ない。しかし優しくいたわるように仕込んだすくもは本当にこちらの気持ちをよく汲んでくれます。その藍の喜びが、染めの艶に出てくるんだね』北島正藍研究所 北島保さん

遠い昔から藍染に関わっている人は同じように藍を大切に思い、真剣に取り組んできたのだと、しみじみ。

それでも現在においても藍建て、日々の管理は、こうすれば正解ということが言えません。
だから毎日様子を見ては、ごきげんうかがいをして、『今日は調子がいいね、沢山染められるね、』『今日は沢山染めたから、栄養に貝灰、灰汁をどうぞ、また元気になってね』とそんな気遣いが必要なのです。

技術も大事だけど、藍にはそうした心構えが必要なのだと勉強になりました。


本日オープンから1年を迎えました

オープンして一年目は、大好きな藍染で沢山の方に関わる事が出来て、心より感謝しています。

新型コロナウィルスの影響で、やりたかった藍染体験、ワークショップ、出店など遠のいてしまっていますが、再開出来たらと思っています。

この1年間は、全てが同時進行に進み、毎日があっという間に過ぎて、でもそれは全て自分の経験値として蓄えられ、自信に繋がったなぁと思います。

2年目も藍染の世界を皆様とご一緒できたらと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。