鯉のぼりに込めた想い

『アイヒラコの藍染鯉のぼり』

藍染の鯉のぼりが誕生した由縁や鯉のぼりにかける思いを伝えられたらと思います

鯉のぼりは江戸時代に武家の家に生まれた男児の成長や出世を願って端午の節句に飾った『のぼり』が始まりとされています

現在は日本の伝統的な風習として、男の子が産まれるとその年か一歳になる年の端午の節句に子供の成長を願って飾るご家庭が多いですね

早いご家庭ですと3月3日の『ひな祭り』が終わると5月5日の子供の日『端午の節句』に向けて5月人形や鯉のぼりを飾りだします。

アイヒラコでは予約販売中にご購入頂きますと、お部屋用の小さな鯉のぼりは3月下旬から、セットの鯉のぼりは4月初旬頃にお届け致します。

我が家もなるべく早く出そうと思うのですが、だいたい4月後半頃から飾り出します

毎年続けていると、子供もこの季節がやってきたーと覚えてくれて、毎年飾るのを楽しみにしてくれています♪

こんなに楽しみにしてくれているのなら、来年はもっと早く飾ろうと思いつつ、出来ていない、反省母さんです(^^;)

そんな私でも簡単に飾れる様に、全ての鯉のぼりには予めタコ糸を装着しているので飾るのも簡単!

木に結んで飾るもよし、プッシュピンなんかで直接壁に飾るもよし

ささっと飾れるのも嬉しい機能!

元々この『藍染鯉のぼり』

8年前、我が子が産まれた時に、思ったこと。

未来永劫に穏やかに健やかに成長してほしい、優しい気持ちを持った人になってほしい、自分という個を表現できる子供になってほしい。

そして藍染め、絞り染めという伝統文化の持つ美的感性の刺激を様々なものと融合して、新しい【美】を生み出すという感性を子供達に育んでもらいたい。

そのような感性をベースに持ちながら新しい時代を生きていって欲しいという思いと願いを込めて製作した事が始まりです

それからデザイン、絞りのパターン、形などなど試行錯誤して商品化に至りました

こうやって文章にすると重々しいですが、ものすごいペースで進化していく世の中で、忘れてはいけないものや大切にして欲しいものは変わらない。でもそれだけじゃ生きていけない。人生はいばらのみち。

一言でゆうなれば、すくすく成長してねって事!

日本で昔から愛されてきた藍の色だけで表現した鯉のぼりは派手さはないけど、お部屋になじむ暖かさがあります。

柄は絞り染めでそれぞれ意味があります

『青海波』は伝統色な波紋様。未来永劫荒波立つ事なく穏やかなに過ごせますように

『水玉』は太陽の様な、満月の様な、まんまるで温かい素敵なご縁に囲まれ何事も円満に進みますように

『ボーダー』はボーダーの中に地球を守る木や自然を表現しています。ボーダーレスに自由な発想を持ち、民族の枠を越えて皆を大切にし、平和に仲良く地球を大切にする心を育めますように

『結晶』は八角形も六角形も縁起の良い紋様と実はうっすらと麻の葉模様も隠れています。ありとあらゆる幸運が降り注ぎ、麻の様にすくすく育ちますように

『麻花』は麻の葉と亀甲を合わせた柄で、力強く麻のようにすくすくと成長し、長寿や金運、あるとあらゆる幸運が降り注ぎますように

『蝶花』は蝶のように華やかに彩りのある人生を掴み取り、それらを分け与えられる優しい気持ちを育めます様に

これらの柄を表現するのは絞り染めという技法

一つ一つ絞りをかけます

プリントや型染めと違い、一つとて同じには仕上がらない手仕事の暖かさを感じていただける技法です

一針一針縫ったところの針目が出ることや、藍の濃淡のグラデーションが美しい所が特徴です

藍は本物の昔ながらの藍の色

地球に優しい天然染料です

一つ一つ手染めしています

縫製は愛知県豊橋市の小さな工房で一つずつ丁寧に仕上げています

全ての工程に手間をいとまずかけ、手仕事で仕上げます。製作時間がとてもかかるので大量生産は出来ない代物です

一つ一つ願いを込めながら仕上げた鯉のぼりは伝統的な技法を使いながらも、ポップで可愛い仕上がり♪

他にはない世界に一つの鯉のぼりです

男の子や女の子、ワンちゃんも関係なく、成長をお祝いするアイテムとして、これまで沢山のお客様のお手元にお届けしています

数多ある鯉のぼりの中から探し出していただきありがとうございます!!

今年も必要な方にお届け出来たらいいなぁと思いながら、コツコツ製作しています

最新製作工程はInstagramにて公開中です!

@aihiraco

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